この記事にたどり着いた方の大半はブログを運営されている方かと思います。ブログという言葉が誕生して20年くらいが経とうとしていますが、現在のブログを取り巻く環境はどのようになっているのか気になりますよね。
私自身いくつかのブログやWebサイトを運営しており、今後を生き抜くために自分を取り巻く環境を整理したのでシェアします。
ちなみにこの記事は2020年12月28日に初版を書いていますので、1年後2年後には状況は変わっていると思いますのであしからず。
一般的な統計
1.毎月約4億人の人が200億ページを閲覧している
2.毎月およそ7千万記事がWordPressで投稿されている
3.毎月およそ7千7百万コメントが投稿されている
4.71%のWordPressサイトが英語で書かれている。(世界のブログの約60%はWordPressでできている)
5.1つのブログ投稿に費やす平均時間は3.5時間
6.2000文字以上の記事を投稿するブロガーはそれ以外の人よりも非常に有利なポジションを獲得している。
7.ブロガーの46%は自分自身で記事のメンテをし、残り56%はエディター任せ
8.ブログ閲覧者の43%は斜め読みをしている(じっくりは読んでいない)
9.ブログ閲覧者の36%は重要な箇所をセンテンスよりも箇条書きにしてほしいと思っている
10.ブログサイトもしくはブログ機能を持っているWebサイトはそうでないサイトより434%多くGoogleにインデックスされている
11.ブログ機能をもっている会社のホームページはそうでないサイトより97%多く外部サイトからリンクされている
12.ブログはオンラインの世界で5番目に信頼に値する情報源とされている
13.2020年現在、66%のブロガーは月に数回の投稿しかしていない。2014年は週に数回がメジャーだった
14.ネット利用者の77%はブログを読んでいる
15.米国におけるネット利用者はEmailに費やす時間の3倍の時間をブログに使用している
16.”ハウツー”系のタイトルは3番目に人気のあるジャンル
ブログ×SEO関連の統計
17.38%のブロガーしか過去記事を更新していない
18.34%のブロガーが記事更新によってよい結果が生まれたと言っている
19.5%のブロガーがGoogle Analyticsなどの分析ツールを使用していない
20.(英語で)6-13単語のタイトルが最もアクセスを稼ぐ
21.SEOによるWebサイト訪問の14%は何かしらの成約をしている。対してダイレクトメールや紙媒体の成約率は1.7%程度
22.72%のブロガーは記事制作がもっとも効果的なSEOだと思っている
ブログトラフィックに関する統計
23.ブログを運営している企業はそうでない会社に比べて2倍のメール問合せを受けている
24.ハイフンやコロンをタイトルに含む記事はクリック率が9%程度あがる
25.タイトルを6-8単語(英語)にするとCTR(クリック率)が21%上昇する
26.50%のブロガーは最近2年でFacebookからの流入が難しくなったと答え、20%はGoogleからの流入も難しくなったと答えている
27.Google 広告などプロモーションを利用するブログは過去1年で93%増加した
ゲスト投稿に関する統計
28.60%のブログは月に1~5記事のゲスト投稿がある
29.3%のブログは月に100記事以上のゲスト投稿がある
30.たった6%のブロガーしかゲスト投稿でオリジナルの記事をあげていない
31.62%の読者は複数の投稿者がいる方が信頼できるブログだと思っている
32.79%のエディターはゲスト投稿はプロモーションの側面が強いと思っている
33.ゲスト投稿は6,7,8月に特に需要がある
旅行ブログに関する統計
34.59%の旅行ブロガーは2つ以上の旅行ブログを運営している
35.80%以上のひとは旅行計画をインターネットを経由して行っており、年々増えている
36.33%のアメリカ人旅行者は旅行ブログを旅の参考にしている
37.メジャーな旅行ブログは開始後1年から4年ほど
38.ほとんどの旅行ブログの収入源は出版物か、スポンサーありきの記事投稿
39.スポンサー記事の収入は平均1記事$200ほど
40.94%の旅行記事は広告を売っている
41.旅行ブログのアクセス元はほとんどノンブランド検索(ブランド名+場所のような検索ではないという意味)
ブログの成長に関する統計
42.2020年中に米国におけるブロガーの数は3千百万人に達すると言われている
43.2019年時点で約5億のブログサイトが存在している
44.Tumbrは4.4億以上のブログが存在する
45.WordPressには6千万ブログ存在する
46.ブログは2015年以来12%成長している
47.この瞬間でざっくり19億のWebページがあり、1年以内に20億に届くと言われている
48.平均的な記事の文字数は1151文字。これは過去5年で42%上昇している
SNSとブログに関する統計
49.2017年時点で66%のマーケターはブログをソーシャルメディア戦略の一つとして利用している
50.59%の人は読まずに記事をシェアしている
51.Linkedin はもっとも効果的で信頼できるソーシャルメディアだと認知されている
52.95.9%のブロガーはソーシャルメディアで自らの記事を紹介している
53.2019年1月時点でTumbrに4億5千六百アカウントが存在する
54.69%のブロガーはソーシャルシェアボタンを利用している
画像、動画とブログに関する統計
55.画像がある記事はないものに比べて94%多く閲覧される
56.71%のブロガーは画像をマーケティング戦略の一つとして利用している
57.市販の写真ではなく、自らの写真を利用すると成約率が35%上昇する
58.43%の人は動画コンテンツを欲している
59.45%のブロガーは動画コンテンツを日常的に利用している
60.ポッドキャストのような音声コンテンツを使用しているブロガーの45%は、そうでない人よりよりよい結果を享受している
61.動画コンテンツは文字コンテンツの50倍多くのオーガニック検索による流入を得ている
62.32%のマーケターはビジュアルイメージが彼らのビジネスにもっとも重要なコンテンツだと考えている
ブログの統計とマーケター
63.ブログに重きを置いているマーケターはそうでない人の13倍ポジティブなROIを実現している
64.61%の成功しているB2Bマーケターはブログコンテンツチームとデイリーかフィークリーで打ち合わせをしている
65.64%のB2Bマーケターは記事を外注している
66.マーケティングオートメーション(MA)予算は2023年までに2.5兆円に達すると言われている
67.60%のマーケターはパーソナライズされたマーケティング戦略を用いている
68.57%のマーケターはブログを通して顧客を獲得していると考えている
69.53%のマーケターは最重要マーケティングコンテンツはブログだと考えている
70.ブログを保有しているマーケターはそうでない人より67%多くのリードを獲得している
71.60%のマーケターは1つの記事を2,3回使いまわしている
72.60%のB2Bマーケターは成約率の高いコンテンツの作成に四苦八苦している
ブログを取り巻く環境についての所感
2020年現在、ブログ産業はすでにかなりの飽和状態となっています。
私自身、2013年に始めてのブログサイトをリリースしましたが、当時と比べてアクセスを稼ぐのが非常に難しくなったと肌で感じています。当時は記事を書いたら長くても1か月もすればそこそこアクセスがありましたが、今は2,3か月だんまりなこともあります。
『ブログって稼げるよね』 というのが広まった結果、完全なるレッドオーシャンです(笑
ではもうブログをやる価値がないかというと、そうではありません。価値のある記事は今でもアクセスがブーストしますし、時が経っても読まれ続けます。
私のブログにあるとある記事で普段は1日数10アクセスなのが、ある季節になると数100に跳ね上がるものがあります。その記事を投稿したのは7年も前です。
こういう記事って普段はなりを潜めているのでレッドオーシャンになりにくいです。
ブログの未来はどうでしょうか。
当記事の統計を見る限り、まだまだメディアとして安泰のように見えます。もちろんYoutubeのような動画メディアやTikTokのようなインスタントコンテンツは猛烈な勢いでマーケティングツールの地位を築きつつあるのも事実です。
なのでアンテナは常に高くしておく必要はありますが、書籍が未だに読まれているように、動画や音声では伝えられないブログならではの価値がきっとあります。
動画や音声といった受動的な情報収集はやりすぎると疲れます。
無性に文字が読みたくなる時あります。また自分のスピードで情報を取り込めるのが文字メディアの魅力の一つではないでしょうか。
ぜひみなさんもブログを書く手を止めずに、もっともっとブログの世界を盛り上げていきましょう!!
参考記事:https://optinmonster.com/blogging-statistics/